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「探訪」 桜島の火山雷

2012/04/30 11:23

 

に走る稲妻 海渡る爆発音

  ~鹿児島・桜島

 

 

 

 ここは日本なのか。自分の目を疑いたくなる光景だった。闇に包まれた午前3時過ぎ。近年、火山活動の活発化が懸念される鹿児島県のシンボル・桜島(鹿児島市)。火口から真っ赤な溶岩が勢いよく飛び出し、黒煙が空高く上がった。「カッ」。その瞬間、噴煙から一筋の太い稲妻が山頂に落ちた。

 

 

 火山雷(かざんらい)だ。噴火で噴き出した灰や石などが空気中で摩擦を起こし帯電して起きる現象。闇に覆われていた山肌が昼間のように鮮明に映し出された。遅れて聞こえてきたのは「バァーン」という耳をつんざく轟音(ごうおん)。静寂を破った爆発音は、海を渡り霧島・垂水市側の山々にこだまし、鹿児島湾に響き渡った。

 

 

 

 「地球は生きている」と実感させられた。気象庁は噴火の際に振動が感じられる「爆発的噴火」を昨年996回観測。桜島の年間最多記録を3年連続で更新した。が、写真のような噴火はまれで、小規模なものがほとんど。それでも降灰の影響から「体育を校庭ですることはほとんどないです」と、島内に住む中学生、坂口巴香さん(14)は話す。

 

 

 

 鹿児島地方気象台は「地殻変動によってマグマの量が増えれば、大きな噴火が起こる恐れもある」と警戒を強めている。 (写真報道局 大里直也

 

爆発的噴火を見せた桜島の昭和火口。黒煙から太い稲妻が走り、とめどなく溶岩が噴き出した=鹿児島市(13秒間露光、大里直也撮影)

 

黒煙が上がる前、噴火した瞬間の火口。闇が赤く染まっていた (15秒間露光、大里直也撮影)

 

 

 

【掲載写真を実費でお分けします】 問い合わせは、産経新聞社ビジュアルサービス☎03・3275・8775(午前11時~午後9時)。ホームページは 

 

http://www.sankei-syashin.com/ 

 

 

 

 

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「富士~ふたつの風景」 4

2012/04/27 10:00

 

 

鎌倉 静かに待つ「世界遺産」 霊峰

          ~神奈川・材木座海岸「和賀江嶋」

 

 

㊤ オレンジ色に染まった空に富士山の美しい稜線(りょうせん)が映され、材木座海岸(神奈川県鎌倉市)では引き潮に、現存する日本最古の築港遺跡「和賀江嶋(わかえしま)」の石積みが海中から姿を現した。政府は今年「富士山」と「武家の古都・鎌倉」を世界文化遺産に推薦した。和賀江嶋は「鎌倉」の構成資産のひとつ。夕暮れに浮かぶ候補地は、来年の世界遺産登録を静かに待っているかのようだ =2012年2月18日

 

㊦ 築港当時(1232年)の和賀江嶋は、日宋貿易など鎌倉の海の玄関口として重要な役割を担った。今は干潮時に丸石の浜が広がる。アサリなどを採る磯遊びの家族づれの奥に、かつて新田義貞が鎌倉攻めをした古戦場の稲村ケ崎と、冠雪した富士山が遠望できた =2012年3月25日(いずれも渡辺照明撮影)
 

 

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被災地からのメッセージ 番外(漂着ボール)編

2012/04/22 13:21

 

 日本大震災の津波でされて太平洋を漂流したとみられるサッカーボールが、5千キロ以上離れた米アラスカ州で見つかり、持ち主は岩手県陸前高田市で被災した高校2年、村上岬さんであること22日、分かった。
 ボールが見つかったのは、アラスカ沖の太平洋にあるミドルトン島の海岸。米海洋大気局(NOAA)が公表した。現地に住む男性が3月、浜辺を散歩中に発見したという。同局によると、持ち主に返還されれば、津波で流失した物が戻される初めてのケースになるという。
 ボールには「2005・3 長部小3年より」と書かれ、「祐輝」「明紀」「俊輔」と名前が寄せ書きのように並んでいた。村上さんが小学校3年の時に転校する際、同級生から贈られたものとみられている。
 

震災直後の2011年4月6日、産経新聞企画「被災地からのメッセージ」でメッセージを寄せてくれた村上岬さん(右)=岩手県陸前高田市(矢島康弘撮影)

 

 

  

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「富士~ふたつの風景」 3

2012/04/19 18:30

 

 

人集う眺望 暮らしの情景

    ~都心最後の「富士見坂」(東京・西日暮里) 

 

㊨ 「富士見坂」。こう呼ばれる同名の坂が東京都心にも優に10以上ある。その名の通り富士山を望めるのは、都心では荒川区西日暮里の富士見坂だけ。眼下には下町情緒あふれる谷中や千駄木の街並みが広がる。この日もオランダなどからの多くの観光客が訪れていた。しかし、来年夏に完成予定の新宿区大久保の高層ビルが富士山の前をほぼ完全に遮ってしまう


㊧ 住民の生活が戻った夕暮れ時。親子連れやお年寄りが行き交い、焼けた空に富士山のシルエットが浮かび上がった (いずれも大里直也撮影)

 

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新企画「富士~ふたつの風景」 2

2012/02/24 10:00

 

 

「自然」 ランドマーク競演 「都会」

                   ~東京ゲートブリッジ

 

凍てつく千葉県浦安市の海岸でシャッターチャンスを待つ。朝の光を真っ先に受け富士山が姿を現した。1列に並んだ水鳥が舞う。手前は2月12日に開通した「東京ゲートブリッジ」。東京都江東区若洲と東京港の南側にできた広大な「中央防波堤外側埋立地」を結ぶ、2618メートルの威容を誇る海上橋だ。雄大な景観に息をのんだ ↓

 

 

↑ 夕暮れ時、壮大な景色の主役は橋に変わった。車の光跡、点々と並ぶ街路灯、シルエットで浮かぶ骨組み・・・。自然界と大都会。それぞれのランドマークの〝競演〟は飽きることがなかった (いずれも野村成次撮影)

 

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◇問い合わせ 産経新聞社ビジュアルサービス☎03・3275・8775(午前10時~午後9時)。ホームページはhttp://www.sankei-syashin.com/

 

 

 

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新企画「富士~ふたつの風景」 1

2012/02/18 17:33

 

 

闇に浮かぶ稜線 早朝一瞬の水鏡

               ~山梨県・河口湖畔

  

 暗闇に「霊峰富士」が浮かび上がる。河口湖の水面では湖畔の明かりが揺れ、夜空には無数の星が瞬く。真っすぐ伸びる赤い光の点は飛行機。日本最高峰の周辺空域は多数の定期航空便が行き交う〝空の銀座〟でもある‖山梨県富士河口湖町(65分間撮影した画像770枚を比較明合成、いずれも荻窪佳撮影)⇩

 

⇧ 早朝、空が白み始めると闇の風景は一変した。風がやみ、ほんの一瞬、水面がないだ。湖面に現れたのは逆さ富士の奇観だった。

 

  

 ★来夏の世界文化遺産登録を目指す「富士山」。四季を通じて〝日本の象徴〟を追い、あまり知られていない「ふたつの風景」を紹介します。

 

 

【写真を実費でお分けします】

◇問い合わせ 産経新聞社ビジュアルサービス室 ☎03-3275―8775(午前10時~午後9時)Web  http://www.sankei-syashin.com/

 

 

 

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産経新聞社3部門受賞

2011/12/01 20:56

 

 東京写真記者協会(新聞、通信、放送34社加盟、会員605人)は、優れた報道写真に贈る2011年度協会賞と各部門賞を発表し、産経新聞社は3部門で受賞した。

 

 国内一般ニュース部門賞を受賞した矢島康弘記者の「国会激震 3・11午後2時46分18秒」は、東日本大震災で国会を襲った震度5強に驚きの表情を見せる菅首相ら閣僚と机の下にもぐり込む速記者らをとらえ、その後の原発問題や首相退陣問題へ発展する〝激動政治〟を象徴する写真と評価された。

 

 以下、産経新聞社が受賞した作品は次の通り。

 

 大橋純人記者が撮影した「川澄バースデー弾」がスポーツ部門賞(国内)▽芹沢伸生記者が撮影した「〝不思議の国〟南極」が特別賞(奨励賞)。

 

 協会賞には読売新聞東京本社、立石紀和記者の震災企画「ままへ」が選ばれた。

 

 受賞作品を含む約300点のニュース写真は、12月16日から25日まで、日本橋三越本店(東京)で開催される「第52回 2011年報道写真展」で展示される。入場無料。

 

 また来年1月14日から4月15日まで日本新聞博物館(横浜)でも展示予定。

 

国内一般ニュース部門賞を受賞した矢島康弘記者の「国会激震 3・11午後2時46分18秒」

 

 

大橋純人記者が撮影した「川澄バースデー弾」がスポーツ部門賞(国内)

 

 

 

 

芹沢伸生記者が撮影した「〝不思議の国〟南極」が特別賞(奨励賞)※3枚組

 

 

 

 

 

 

 

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被災地からのメッセージ 92 番外編続報

2011/11/12 09:26

 

災地に首飾り 輝く幸輝くんの思い

 先日お伝えしましたが、東日本大震災で被災し、宮城県石巻市の避難所で暮らす子供が描いた絵を、本紙が掲載した写真で見た横浜市の金属加工会社「アヴァンセー貴金属工芸」の佐々木悦子社長(44)が、その絵をデザインした銀製のネックレスを製作、子供と家族に贈られました=写真(早坂洋祐撮影)


 きっかけは6月1日付に掲載した「被災地からのメッセージ」(写真下)。岡まさえさん(34)と幸輝くん(5)の避難生活を知った佐々木さんは従業員らと話し合い、幸輝くんの描いた絵でネックレスを作ったもの。


 ネックレスを受け取った岡さんは「思いがけないプレゼントにビックリです。佐々木さんをはじめボランティアの方など多くの人に支えられていて本当にうれしいです」と、被災地への真心に感謝の言葉をのべました。

 

 

 

 

 

 



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被災地からのメッセージ 91 番外編

2011/10/23 18:28

 

者から心温まる手紙が届きました。

そして同封されていたペンダント・・・。

 

 

宮城県石巻市 =5月26日(桐山弘太撮影)

 

 

読者からの手紙

 

 「災害に遭われたお母さんと坊やの写真を拝見致しました。ちょっと淋しそうなお母さんの表情。切なくて・・・」

「何も出来ませんが仲間と思いつき、坊やの書いた絵のメッセージをペンダントにしてみました」

「お母さんに届けていただければ嬉しいのですが・・・」(10月17日)

 

読者が被災者の子供が書いた絵(右上)をデザインして届けてくれたペンダント

 

 

だだ今、震災取材班にこのペンダントを託し、この親子を探しています。続報をご期待ください。

 

 

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被災地からのメッセージ90 北島選手編

2011/10/02 08:00

 

島康介選手に思い届いた! 

「被災地からのメッセージ」見て「泳がせてあげたい!」

 

3月31日付の産経新聞に掲載された「泳ぎたい!!」のメッセージを掲げた「スイミングアカデミー気仙沼」の中高校生スイマー =3月30日、宮城県気仙沼市(早坂洋祐撮影)

 

 

宮城で水泳教室、熱血指導

 

 競泳男子平泳ぎで五輪2大会連続2冠の北島康介選手(29歳)が1日、宮城県登米市の市民プールを訪れ、東日本大震災で被災した子供のために水泳教室を開きました。北島選手は子供たちとともにプールに入り指導。憧れの金メダリストのアドバイスに、子供たちは真剣に耳を傾けていました。

 

 

 

児童・生徒54人参加


 この日は登米市のほか、津波でプールが使えない気仙沼市と石巻市の小学~高校生54人が参加。北島選手は平泳ぎで模範演技を見せたほか、ビート板などを使った練習では「板を押し出すような感じで」などと声をかけていた。


 北島選手は子供たちと対決した100メートルメドレーリレーで2位に終わり、「なにも言えねえ」と〝決めゼリフ〟で、会場を沸かせる場面も。終了後には「子供たちと一緒に泳げたことは僕の宝物。あきらめない気持ちを教えてもらった」と語った。

 

 

 

「メッセージ」がきっかけ


 水泳教室は3月31日の産経新聞に掲載された「被災地からのメッセージ」がきっかけ。気仙沼市の子供たちが、がれきの山となった屋内プールの前で「泳ぎたい」と書いた紙を持つ写真を見て、「スイマーとして何とか泳がせてあげたいと思った」という。


 メッセージに登場した気仙沼高校1年の村上あずささん(16歳)は、「震災直後はもう泳げないんじゃないかと思ったけど、写真がきっかけで北島選手と泳ぐことができた。この経験を今後に生かしたい」と話していた。

 

 同じくメッセージを掲げた気仙沼中学1年の脇坂健也君(13歳)は、「泳ぐことが日課だったので、震災後は泳ぎたくてしようがなかった」と語る。

 

 脇坂君らが通うスイミングスクール「スポーツアカデミー佐沼」の佐藤明弘所長によると、スポーツアカデミーの気仙沼市、石巻市の屋内プールは津波で倒壊。登米市のプールが再開した5月以降、両市から通う生徒は、バスで送り迎えしているという。

 

 佐藤所長は「震災後は子供たちが泳げる環境づくりに必死だった。北島選手がきてくれて、沈みがちだった子供にも元気が戻れば」と話していた。

 

 

子どもたちの泳ぎを指導する北島選手 =1日、宮城県登米市(桐原正道撮影)

 

参加者を指導する北島選手 =1日、宮城県登米市(桐原正道撮影)

 

子どもたちを指導する北島選手 =1日、宮城県登米市(桐原正道撮影)

 

子どもに目標について聞く北島選手 =1日、宮城県登米市(桐原正道撮影)

 

最後に子どもたちからのサプライズプレゼントを受け取る北島選手(左)と細川選手(右) =1日、宮城県登米市(桐原正道撮影)

 

イベント終了後、イベントのきっかけとなった産経新聞「被災地からのメッセージ」でメッセージを掲げた子どもたちと囲み取材に応じる北島選手。

 右から脇坂健也さん(気仙沼中1年、13歳)、北島選手、熊谷菜摘さん(気仙沼高1年、16歳)、村上あずささん(気仙沼高1年、16歳)=1日、宮城県登米市(桐原正道撮影)

 

子どもたちと記念撮影をする北島選手(前中央)と細川選手(後列左から6人目) =1日、宮城県登米市(桐原正道撮影)

 

 

 

 

 

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